
?I土をかける
盛土の厚さは10?pよく踏み固めをする
?J焚き・点火
火つきのよい枯れた木を焚き口に詰めて火をつける。2時間程度焚き続ける。
煙突から力強く煙が立ち上がる。
(煙突:75度/窯の中:275度)
?K空気の量の調節
通風口を10cm×4cm程度にする。
?L炭化
煙突から排出される煙は、炭化の進みぐあいにより、水煙・きわだ煙・白煙・青煙・煙切れと順に変る。煙が切れると、炭化は終わる。
?M木酢液の採取
木酢液採取装置をつくる。
(竹の節をぬいたもの)
この木酢液採取装置を傾斜に設置する。
?O密閉・冷却
窯口を土で密閉する。煙突を抜いて、煙道を密閉する。
?N出炭
24時間程度、冷却してから出炭する。
袋に詰めた炭は、火災予防のため一昼夜放置する
(4)炭焼きに挑戦
?@炭焼き窯の設定と穴掘り
窯場は火を使うことから、安全で水場に近いところに設定します。巻尺・ポールで寸法を測り、いよい炭窯作りとなる。穴を掘ると大きな石にぶつかることがあるので、怪我のないように注意すること。
?A炭窯の調整
焚き口の箇所を丁寧に作り、地固めをする。地面が湿っている時は、一時問をおいて乾燥させるか、直接火を焚いて乾かす。
焚き口は、周りの風の流れを調べて、必ず風上側に設置する。自然の風の流れを利用して、炭化が進むように、また煙が煙突から出るようにする。

[炭窯作り−風上側に焚き口を掘る]
?B炭材を切る
炭材は、マテバシイ・シラカシ・カエデ・サクラなどの間伐材を約60cmの長さに切り揃える。太い炭材は直径10?p程度にする。
直接、炭材が窯底に着かないように敷木を数本並べる。ノコギリを挽くことで、木のもっている特徴を理解できる。シイ・カシ類はとても硬い。
?C炭材を並べる
焚き口は特に土が崩れないようにブロックで両側を固定し、さらにその上に2段に積み重ねる。
炭材はすきまが出来ないように並べ、中央部を高くする(60?p)。炭材の間に、ミカン・カボチャ・トウモロコシ・マツボックリなどを入れて、工芸用の木炭を作ってみる。
?D枝葉・稲束で炭材を覆う
炭材の両面に、小枝や枝葉をすきまなく押し込める。また上部には火の回りをよくするために稲束で覆う。
次に、トタン2枚で全体を覆い、その上に土をかぶせる。炭窯は密閉された状態になりあとは空気の量を調節し、煙の色を変化に注意しながら炭化するのを見守る。
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